青春18きっぷ 北海道までは新幹線がお得? 特急は我慢するべき?【6日目】
2016/08/20
ついにこの日が来た。
今回の旅の目的地である北海道に上陸。(早いもので、今日で6日目です。)
これから、青函トンネル(青森-函館間の海底トンネル)を渡ろうと思うのだが、ここで問題が。。。
2016年8月現在、青函トンネルは新幹線しか走っていないので、青春18切符(および北海道&東日本パスなどのローカル線乗り放題乗車券)だけでは渡ることができないのである!
青春18きっぷ 北海道に行こう!
「青春18切符(相当の乗り放題きっぷ)で関東から北海道まで行く。」という偉業を成し遂げるまであと少しのところまで来ている。(偉業でも何でもないが)
先日、僕は青森県の弘前駅のネットカフェに泊まった。
夜食は先日秋田で購入した「金萬」である。
今朝は8時ごろネットカフェを出て、まずは弘前駅から奥羽本線で青森駅に向かった。
青森駅到着後は北海道を目指すことになるのだが、先述のとおり青春18きっぷ等の乗り放題パスだけでは渡ることができない。
選択肢としては以下の4択であった。
① 新幹線の乗車券を買う。
② フェリーで行く。
③ 飛行機で行く
④ 帰る。
・・・
④が頭に少しちらついたが、僕はほとんど迷わず①を選択した。(というか最初からそのつもりであった!!!)
青森から直通の新幹線は出ていないので、まずはJR津軽線で蟹田駅で乗り換えて津軽二股駅に行く必要がある。
青函トンネルを渡る新幹線は津軽二股駅から徒歩3分くらいの場所にある奥津軽いまべつ駅から出ている。
この2つの駅には「道の駅」も隣接しておりそこにはお土産屋さんやレストランもある。僕は現地の名産品のいまべつ牛を使った焼肉定食を食した。これもかなりうまかった。
そして、北海道に渡るために必要となる新幹線の乗車券を購入した。
失礼。
こちらは青森駅で購入した、焼き立てのお煎餅(ピスタチオを挟んだもの)であった。
新幹線の乗車券はこちらである。
新函館北斗駅まで2800円。
僕は生れてはじめて新幹線の「立ち席」に乗った。立ち席専用の車両があるのかと思っていたのだが、そういうものはなく車両と車両の間(トイレとががある空間)に立つらしい。(駅員さんに聞いた)
しかし、今この新幹線乗車券を見返すと『当日の普通車空席にお座りください』と記載があるので、普通車の空席なら座ってもよかったのかもしれない。むろんこの日はお盆真っ只中であったので、座れたとは思えないが。。。
という訳で僕は、奥津軽いまべつー新函館北斗間をあのトイレのある空間で直立不動で過ごした。幸い窓がついていたので外の景色を楽しむことができたので、特に文句はないのだができれば座りたかったというものだ。
青春18きっぷ 北海道までは新幹線がおすすめ!
先ほど北海道に渡る手段で、新幹線で行く以外の方法について少し触れたが、それぞれの方法についてここで少し掘り下げておこう。
①新幹線で行く
出発地点:奥津軽いまべつ駅
到着地点:新函館北斗駅
運賃 :ローカル線の乗り放題きっぷがあれば
長所 :安い。札幌に行くまでにローカル線にこれでもかってほど乗れる。
短所 :時間がかかる。
②フェリーで行く
出発地点:青森フェリーターミナル(新青森駅から徒歩20分)
到着地点:札幌駅
運賃 :6000円(子供3000円)※津軽海峡物語(割引セット券)使用
長所 :フェリー楽しい。楽ちん。
短所 :ちょっと高い。ちょっと時間がかかる。
③飛行機で行く
出発地点:青森駅(空港まで直通バスで30分)
到着地点:新千歳空港(札幌まで千歳線で51分)
運賃 :飛行機だけで2万くらい。
長所 :早い。楽ちん。
短所 :高い。ローカル線の旅じゃなくなっている。
④帰る
出発地点:現在地の最寄駅
到着地点:自宅の最寄駅
運賃 :0円
長所 :楽ちん。
短所 :北海道に行けなくなる。旅が終わる。
後々調べて分かったのだが、②は折衷案として悪くないのではないか?
電車だけで行くことにこだわらなければ、最もコストパフォーマンスが良いような気がする。
次に行くときはフェリーを使ってみよう。
青春18きっぷ 特急は我慢すべき?
新函館北斗についたのは良いが、目的地の札幌まではかなりの距離がある。
僕はこの距離を舐めていた。
特急(スーパー北斗1号)を使うと、新函館北斗-札幌間を3時間20分で結ぶのだが、運賃が別途8830円かかる。
なんと新幹線よりも高い。
青春18切符を持っているからちょっと安くなるのかと思いきや、まったく安くならなかった。
青春18切符が10000円ちょっとなのに、新函館北斗-札幌間で9000円近く出すのは馬鹿らしく感じた。そのため僕は新函館北から札幌までをこれまでと同じようにローカル線で行くことにした。
覚悟はしていたが、これがやったら時間がかかる。
僕の頭の中の地図では、新函館北斗から札幌まではそこまで距離がないので、かかっても5時間くらいかなと思っていたが、実際は10時間近くの時間を要した。
まず、新函館北斗から長万部まで行くのだが、これだけでもう3時間くらいかかる。そして、長万部で2時間くらい待つ。電車が来ないのだ。そして長万部には本当に何もない(失礼)
僕はその2時間の間で、長万部の海をみて、その後銭湯に行き汗を流した。
長万部では8月中旬であるにも関わらず、まだアジサイの花が咲いていた。さすが北海道である。
そこからさらに2時間くらいかけて小樽に行き、小樽から1時間くらいでやっと札幌につく。
僕が札幌についたときはすでに0時を回っていた。長い旅であった。
真夏だというのに、札幌の夜はやけに涼しく、肌寒くさえ感じた。
まとめ
関東を出てから丸々6日が経過して、ようやく北海道に上陸。そして札幌に着くことができた。
ローカル線は本数も少ないしスピードも遅いのだが、その分景色がゆっくり楽しめるし、夏休みのしかもお盆時期というのにも関わらず、ほとんど(9割以上)は座ることができた為、疲労もほとんど感じない。
いい宿(ネットカフェ)さえとることができれば、悪くない旅行手段であると思う。
ちなみにいい宿の条件は
・マット席(椅子ではない)がある
・足が延ばせるほど広い
・周りの客がうるさくない(いびきなど)
である。
まぁ、たまにはホテルでも泊まってみたいものであるが、ネットカフェは格安(2000円程度)なのでどうもホテルには泊まる気にはなれない。
さて、明日は帰路である。生れてはじめてのフェリーはすごく楽しみだ。
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