娘の彼氏に父親はどんな挨拶をする?気に入らないときは?
娘に突然「今度、彼氏連れてくるから家にいてね、お父さん」とついに言われてしまったお父さん。
どうして「その日は(用事か何かあって)無理」って断らなかったんだろうって後悔していませんか。これを読んで少し落ち着いていただけるとよいのですが。
娘の彼氏に父親は・・・
「娘に彼氏ができたみたい」とわくわく話す奥さんたちとは、その心情は大きく違いますよね。「彼氏なんてできなくていい」または「できるのはしかたないけど、それはまだまだ先のこと」。ずっとそう思ってきました。現実的には当然ありうること、なければないでまた困ること。それはわかっています。でもそんな現実を見ないように考えないようにと頑張ってきました。
多かれ少なかれ、男親は皆こういったところがあるようです。強く意識しているかどうかは別にして。
生まれたときにどのお父さんも思ったことでしょう「どうせ他の男にとられてしまうんだな」と。今の若い女性たちにとっては、とられるどころかとりに行く、男を狩るという言葉も生まれているくらいなので、本人たちの感覚とは大きく違うのですがね。でも父親の立場であれば、かわいい赤ちゃんを目の前にそんなことは考えませんよね。
一人の女性とまわりも認識するくらいの大人になっても、この思いはあまり変わりません。いつまでも小さい〇〇ちゃんなのです。同一人物なんですから、別もののようになんて見られませんよね。
娘の彼氏に挨拶する
さて、娘の彼氏がやってくるXデーに向かって緊張は高まりますが、まずは現実的に挨拶をとにかく考えましょうか。結婚の申し込みに来るわけではないのです。彼氏はまだ婚約者でもないのです。普通に普通に、あくまで男友達+αということを忘れず接しましょう。
これはどうですか。大人としてきちんと名乗り、親としての立場上、少し上からでもあり、でも感謝の言葉をつけることで余裕を感じさせてみました。あとは相手の緊張を気にしてあげる大人度を感じさせるひとことも付け加えました。共通の存在である娘さんをダシに使っています。うちの娘はわがままなんかじゃないぞと思っていても、たぶん使えます。男性から見たら女性はみんなわがまま勝手な部分がありますから。
これはどうですか。驚きあせった気持ちを最初に説明してしまうことで、自分の緊張をまず解いてしまいます。解いて調子にのって、本音を伝えつつ牽制球を投げておいたというところでしょうか。
これはどうですか。娘の彼氏が来るという特別な場面に限らない一般的な会話のパターンなので言いやすいかと思います。うまく言えない自信がある方は、通り一ぺんの言いなれた言い方にしておく方が無難です。
さてどれがご自分に合いそうですか。少し練習してみますか。とにかく娘さんにとっては、どちらも大事な人。どちらもかっこ悪く見えてほしくありません。彼氏も緊張しながら頑張りますが、こちらも同じぐらい緊張はしながらも、態度はあくまで落ち着いた風でいたいものですね。ですから挨拶は上のような短いもので十分だと思います。あとは自然な笑顔とゆっくりしたスピード。これは大事です!
娘の彼氏が気に入らないときはどうする!?
さて会ってはみたものの、娘の彼氏がどうも気に入らないという場合はどうしましょうか。瞬間でそんな判断をしてしまった場合、う~ん、双方に大変ですね。きっと伝わってしまうものですし。でもここは人生経験豊富な側がじょうずに演じてあげましょう。
というのも、このときは自分も緊張していますが、年若い彼氏もいつも通りの自分が出せずにきっと少しいらいらしています。本人の中でどこか失敗したことがあった場合(たぶんあります)それだけでがっかりして、もうどうでもいいやと早くも投げやりな気分になっている可能性があります。だからこそ演じてあげてください。
とにかくその日、その場では、大人の余裕をしぼり出して、たとえ気に入らない彼氏でも、本人たちの前では態度に出さないでください。これはもう絶対にお願いします。短気を起こしたら娘さんに絶交されます。もしくは、そのひとことが見事に逆効果になり二人をさら結びつけてしまうかもしれません。ご自分の昔を思い浮かべれば想像もきっとできますよね。
まとめ
後日、この先できれば付き合い続けてほしくないとまで思った場合、このときは長期戦覚悟で娘さんに伝えてもいいかと思います。それまでの親子関係にもよりますが。娘さんもいい加減な気持ちでその人を選んだわけではありませんから簡単には退かないことも想像しておきましょう。
一度で全部理解してもらおうと思わず、5つくらいある気になるところのうち2つだけでも共感、同意を得たら十分成功です。それほど男と女の間には違いがあるのです。あと、男だからこそ見えることもあるでしょう。それは女性側からも聞きたい、知りたいことでもあります。でもあまりそれは前面に出さない方がいいように思います。理由などは要らない気がします。
「たぶん、こういうところがあるんじゃないか?そこが少し気になるなぁ」程度の指摘で、あとは本人に考えさせるくらいがちょうどいいような。それでこそ素敵なお父さん、大好きなお父さんでいられるようにも思います。