アイスランドの治安ランキングが日本と比べても良い理由は?

   

日本のいいところは、水がタダなことと治安がいいこと。

愛国心あふれる人でなくてもこのあたりはうなずけるのではないでしょうか。

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さてこの治安のよさについてですが、日本は世界で何番目になると思いますか。

また他で治安のいい国はどこだと思いますか。ヨーロッパやアメリカ、アフリカは危なそう。

日本はベスト5には入るかどうかってところ?

世界で平和な国ランキングというのがあります。

日本の8位に対して1位はアイスランド。少し意外な気がしませんか。

アイスランドの治安ランキング

アイスランドはオーロラで有名で、近年観光客が増えている国です。人気の秘密はその治安のよさにもあったのでしょうか。
さてアイスランドについてですが、正式名称はアイスランド共和国。地図でいえばイギリスのななめ上にある小さな島で、グリーンランドがその向こうにあります。首都はレイキャビクで、総人口は約33万人です。

そしてこの国はなんと5年連続で世界で最も平和な国とされています。つまり平和度指数が高いわけですね。
でも、これは治安がいいということとは少し違います。その平和度を出す基準からそれを少し説明しましょう。平和度の調査のための項目は24あります。

・対外戦、内戦の数
・対外戦による推定死者数
・内戦による推定死者数
・本格的な内戦の程度
・近隣国との関係
・他の市民に対する不信感の程度
・人口に対する難民・追放者の割合
・政治的不安定さ
・人権尊重のレベル(政治テロの程度)
・テロ活動の潜在的可能性
・殺人事件の数
・暴力犯罪の程度
・暴動の可能性
・犯罪収容者の数
・警察、治安維持部隊の数
・GDPに対する軍事費の比率
・軍人の数
・普通一般兵器の輸入量
・普通一般兵器の輸出量
・国連の介入度
・国連以外の介入度
・重兵器の数
・小型武器、携帯兵器の入手しやすさ
・軍事力、精錬度

日本と比べてアイスランドがよい項目は、独自の軍事力がないので重兵器の数が少ないことと近隣国との関係がよいこととのことです。参考までに、戦車の保有数ランキングを調べると、1位から順に中国、アメリカ、シリア、トルコと続き、日本は20位でした。戦闘機の保有数ランキングは、1位から順にロシア、中国、アメリカ、インドと続き、日本は11位です。いずれも100位まで見てもアイスランドは入ってきません。独自の軍事力がなければ保有数も減りますよね。

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アイスランドの治安を日本と比べてみた

女性のひとり旅でも大丈夫といわれますが、やはりそこは外国ですから気をつけておきたいポイントはあります。そのポイントが出てくる理由は、気候の違いと人口密度の低さ、そして「自己責任・自己判断」というお国柄であることです。

気候の違いからなんといっても寒いですが、そこで生まれ育った人と突然来た人とでは体感温度は違って当たり前。まわりの人の服装をあてにせず、また合わせようなどと思わず、自分の感覚に合わせて服装を選んでください。夏に行くとしても日本での冬仕様の準備は忘れずに。
冬期は特に地面が凍っていて、転んで怪我をする事故が慣れない外国人の場合よくあります。アイルランドの滝は有名ですが、そこは水しぶきが凍っていてさらに危ないです。靴は安全性で選びましょう。

人口密度の低さから人口が少ないので、街や集落といったにぎわいのある場所は驚くほど少なく、その結果、危険なことのひとつとして迷子になることが挙げられます。一歩細道に入って迷っても進めば次の集落に突き当たるところとは違い、一度迷ったらそれきり人のいるところにこ戻れないということも少なくないのです。住む人が少ないということは便利さも行き届かないということを肝に銘じておきましょう。だからこそ「自己責任・自己判断」といったことが重要になるのですね。

自己責任・自己判断というお国柄から落ちれば海にまっさかさまといった断崖絶壁でも柵が設置されていないことがよくあります。

また日本であれば目立つ看板などででかでかと危険を訴えるような危険度の高い場所でも、小さな看板ひとつといった場合もあります。日本の感覚で、この程度の注意書きならたいしたことはないのだろうという判断は間違いです。立ち入り禁止を示すロープが張られている場所はそれ以上進まないのはもちろん、ロープが張られていなくても自己判断で引き返す勇気を持ちましょう。

アイスランドの治安が良い理由

平和なだけでなく治安もいい理由のポイントは3つあります。それは人口の少なさと基礎教育の浸透度の高さ、そして高い福祉国家であるということです。
アイスランドの人口は33万人の島国です。おまけに住める場所は沿岸部と限られています。ですから自分の住む地域に知り合いがいる可能性は高く、このことが歯止めとなり犯罪率は低くなります。また識字率の高さからわかるように基礎教育環境はよいです。字が読めるということは当たり前のことへの理解の深さに大きくかかわりますから大事なことです。たとえば識字率の低い発展途上の国であれば「ほしいから盗った、それが悪いこととは知らなかった」ということも信じがたいことですがありえます。最後の福祉については、最低限の生活の保障がされていれば犯罪をわざわざ犯す必要はなくなりますね。

まとめ

治安のいいアイスランドなので、安全意識が甘い(らしい)日本人には行きやすいところでしょうね。

ただこの国は以前は第一次産業ばかりの国でしたが、最近では観光業で国が潤っているという事実があり、多くの観光客がいつも訪れています。結果アイルランド人以外の外国人が大勢入国していて、安全だという評判から油断している観光客を狙った盗難やスリなどをする場合があります。注意しておくに越したことはありません。

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