子供のインフルエンザが家族に感染しないよう看病する感染期間は?
寒い時期になるとさまざまな病気が流行って、お子さんのいる家庭では心配ですよね。
小学校でインフルエンザなどが流行するとあっという間に学級閉鎖ということもあります。
小学校2年生の娘さんを持つGさん。
先日、娘さんがインフルエンザに感染してしまい、今は自宅で安静にしています。
パート先からとりあえず1週間のお休みをもらって、娘さんの看病をしていますが自分にも感染しないかちょっと心配です。
これ以上お休みをもらうわけにもいきませんし…
しかしマスクをするくらいしか予防方法が分からず、本当にこれでいいのか悩んでいます。
ここでは、子供のインフルエンザの看病の際に移されないように注意する点や、感染期間についてまとめてみました。
子供のインフルエンザが家族に感染したら・・・
子どものインフルエンザに感染すると見ていて可哀想ですよね。
しかし子どもの場合はちゃんと薬を飲んで安静にしていればいずれ良くなっていきますが、看病していたお母さんが感染してしまうと大変なことになります。
お母さんやお父さんの実家が近所にある場合、かつ、頼れる状況にあるのならSOSを出すことも可能ですが、そうでない場合は家族でどうにかするしかありません。
お母さんは病気中でも無理をしてしまいがちですが、インフルエンザはとてもじゃないけどまともな家事ができる状態ではありません。
お父さんは場合によっては仕事を休んでお母さんの看病や家事、子どものお世話をしてもらわないと家庭がまわりません。
また、お父さんが感染した場合も仕事を1週間前後に休むことになるので大変です。
大人はしっかりと予防対策をして自衛を心がけましょう。
子供のインフルエンザ 看病で感染しないようにする
さっきお話ししたような大変なことにならないよう、インフルエンザにかかったお子さんを看病する際はお母さんが感染しないように気を付けるのがとても大切です。
ついつい忙しくっていつもどおりに接してしまったりしますが、細心の注意を払うようにしないといけません。
インフルエンザの感染経路は、飛沫感染や接触感染です。
そのため、まず1番最初にすべきはマスクの着用です。Gさんの娘さんはインフルエンザの症状である激しい咳があるので看病する側はマスクが不可欠になります。そして娘さんのお世話役はお母さん1人に決めて、他の家族は基本的に面会謝絶です。寂しいですが、これも不要な家庭内感染を防ぐためです。
娘さんのお世話が終わったら、手洗い・うがいを欠かさないようにしましょう。手洗いは石けんでして、その後にアルコール消毒をするとより効果的です。
しっかりと手洗いせずにそのまま他の家族にふれたり、お料理したりすると拡大感染のおそれがあります。
また、インフルエンザは乾燥した環境を好むため部屋を加湿して潤いのある状態にしておきましょう。湿度は60%ほどがグッドです。
ちなみに寒いからといって換気しないのはよくありません。密封状態だとインフルエンザのウイルスが充満してしまいますので、こまめに換気して部屋の空気を入れ替えるものとても大切です。
そしてお子さんのことが心配でゆっくり休めないかもしれませんが、しっかりと休息をとることも大切です。寝不足になると体の抵抗力が落ちて感染しやすくなるので気をつけましょう。
もし看病に疲れてしまったときは、原則として看病係は1人ですがピンチヒッターとしてお父さんの協力を仰いで家族でインフルエンザを乗り越えるように頑張りましょう!
子供のインフルエンザ 感染期間はいつまで?
インフルエンザの感染力は非常に強く、感染の予防をしなければあっという間に感染してしまします。潜伏期間はおよそ1日から2日ほどで、症状のピークが発症から1日から3日目です。
このピーク時が一番ウイルスの排出量も多く、感染の恐れが高い時期です。
熱もあるし、咳も激しいので看病するほうも積極的に感染の予防をすることでしょう。
そして注意しなければいけないのが解熱後です。
解熱してインフルエンザにかかっていた本人は少し楽になるのですが、まだまだウイルスを排出しており感染力のある状態です。
基本的には発症から5日経つとウイルスの排出が落ち着いてくるのですが、感染者が咳をしているうちは、こちらも感染予防をしっかりと行うのがベストでしょう。
まとめ
その後、Gさんの娘さんは発症から1週間後に完治して元気に登校を再開しました。
Gさんはバッチリな感染予防で感染することもなく、健康体そのものです。
家族、特に子どもがインフルエンザに感染すると心配になってしまいますが、うろたえずにまずは自身の感染予防をしっかりと行ってから看病するようにしましょう!