大学生への仕送りの平均金額と贈与税 確定申告は必要?

   

今回お話するのは「大学生への仕送り」についてのお話です。
将来のために大学へ通う大学生にとって、仕送りというのは非常に大事なお金。

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親御さんの側にとっても、可愛い我が子の生活を思えば、生活に困らない程度に送ってあげたくなるものです。

しかし、気になるのはその際の「金額」や、「贈与税」「確定申告」の如何ですよね。

今回はそのあたりの疑問を解決していきましょう。

大学生への仕送り 平均金額は?

「離れて暮らすうちの子に仕送り送ってあげなきゃ…、でもいくら?」

そうお思いの親御さんも多いはず。
そりゃ額が多いに越したことはないんだろうけど、他の家庭ではどれくらいの金額を送ってあげていて、どれくらいあれば困らないのかなというのも気になるところですよね。

生活費(家賃・食費・その他)、結局いくらかかる?

まず一人暮らしをする大学生が、月にどれくらいのお金を消費するのかを
チェックしましょう。

家賃
52,630円
食費
24,480円
交通費
3,410円
教養娯楽費
8,600円
書籍費
1,950円
勉学費
1,520円
日常費
5,610円
電話代
4,030円
その他
2,420円
貯金・繰越
12,310円
出典:第50回学生生活実態調査の概要報告|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)URL: http://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

上記は全国大学生協が出している2014年度の一人暮らしの大学生の生活費です。

計116,960円。

この中で「家賃」の項目はどの地域で暮らすかによって、かなり推移することと思われます。
特に、東京や大阪などの中心部に住めば住むほど、あるいは部屋の安全・便利性などの機能を求めれば求めるほど、高くなっていくことと思われますね。

また、注視すべき点として「娯楽費」が入っていません。
やはりこのあたりは、家庭のお財布事情にもよりますが、学生自身でアルバイトなどをして稼ぐ方が良いでしょうね。

▽仕送りの平均額は?
同様に全国大学生協が出しているデータでの仕送りの平均額は、

毎月70,140円

とのこと。
ただ私の周囲の体験談を聞くに、「家賃+1、2万円をもらい、生活費の一部はバイトで稼いでいる」という人も多かったですね。
まぁ、このあたりが家庭によりけりですが、平均は7万円ということですね。

ただ、一つ言えるのは、「全ての生活費を仕送りでカバーしている家庭は少ない」ということでしょう。やはり、大学生は多かれ少なかれアルバイトをする必要がありそうです。

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また、地域によって変動する家賃だけ仕送りするという選択肢もありかもしれませんね。家賃は節約のしようがないので(´Д`)

見出し:大学生への仕送り 贈与税はかかる?

結論から言いますと、「贈与税はかかりません」。一般的には。

一般的にはというのは「生活費・教育費」などの、大学生の生活に必要な金額が送られている場合のことを指します。
しかし、明らかに生活に必要とされる以上の送金がある場合には、贈与税がかかる場合もあるということですね。

たとえば、大学生に時々いる「株のトレーダー資金」「車の購入費」などを仕送りで援助する場合にはかかるということです。

仕送りはほどほどにしておいた方が良さそうですね…。
学生の内から多額のお金を持つのはあまりよろしくありません。

多額のお金がどうしても必要な場合には、学生自身が
・普段の生活の無駄をなくす
・アルバイトをする
・貯蓄しておく
・遊びはほどほどに

などを徹底した方が良いでしょう。

大学生への仕送り 確定申告は必要?

結論として確定申告、つまり「扶養控除の対象に仕送りはあてはまります」

扶養控除の対象になる条件として
「生計を一にする」というものがありますが、これは「同居」を求めるものではありません。
一緒に住んでいなくとも、常に一定の送金がある場合には「生計を一にする」として扱われるようですね。
詳しくは国税庁のページを参考にしてください。
URL:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1180_qa.htm#q1

後々のこういった税金面でのやりとりのためにも、
・いくら送ったか
・いつ送ったか
・何に使ったか

というのはチェックしておいた方が良さそうです。
特に「奨学金」を受け取っている学生の場合だと、年度ごとでの延長手続きなどで「どれくらいのお金の収支があるか」という確認を求められたりしますからね。

まとめ

大学生の仕送りの平均は約7万円。

これは家賃や食費等を含む額です。大学生が一人暮らしで必要とする額は平均で約11万~12万ですから、大半の大学生はアルバイトをしながら一人暮らしをしていることがわかります。

仕送りの際に贈与税はかかりません。必要最低限の送金であれば、です。

確定申告の扶養控除の対象には、あてはまります。一緒に住んでいなくとも一定のペースでの送金がある場合には、「生活を一にする」と扱われるようですね。

なんにせよ、お金は家庭によって事情も様々ですし、国の取り決めも色々と難しいものがあります。
当記事ではググッと凝縮して書きましたが、決して一つの情報を鵜呑みにすることなく色々な方面での確かな情報収集を心がけてくださいね。

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