瀬戸内国際芸術祭 直島 男木島の見どころは?

   

芸術の秋。

秋は芸術を見たいという衝動に駆られることってありますよね。

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美しい芸術、物思いにふけれる芸術、心をつなげる芸術、そんな芸術は世界共通で楽しまれるものですよね。

では、そんな芸術を楽しめるお祭りでもないものかと考えていると、何とそれがあるのです。

そう、瀬戸内国際芸術祭と呼ばれる、香川県、岡山県の瀬戸内海に浮かぶ島々で行われている大規模な芸術のお祭りで、開催時期が春、夏、秋に分かれており、2016年の秋は10月8日~11月6日に開催されています。

そこでは、いたる所にアート作品があり、普通に島を歩いていてもアート作品と頻繁にぶつかります。

これには、芸術の秋を楽しみたいあなたは喜々としていることでしょう。

正直、いたる所にアート作品がありますので、全てを紹介するのは難しいので、泣く泣く厳選し、その中でもぜひ、見てもらいたい芸術を紹介させていただきます。

それは、直島の地中美術館、同じく直島の家プロジェクト、そして男木島の男木島の魂です。

これらは、実に心惹かれる芸術ですのできっと、あなたの心にも深く突き刺さる。(といいな)それでは、早速、これらの見どころを紹介させていただきましょう。

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瀬戸内国際芸術祭 直島の地中美術館の見どころ

まず、これを見ないで瀬戸内国際芸術祭を帰れないというほどの場所が、直島の地中美術館です。

直島は、もともとこちらの瀬戸内国際芸術祭が始まる以前からアートの島として密かに人気がありました。

瀬戸内国際芸術祭 直島 海岸の木

その理由の一つが、この地中美術館です。こちらの地中美術館はあの世界の安藤と呼ばれる建築家安藤忠雄氏により設計された地中に埋まっている美術館です。何ゆえ、地中に埋まっているの?と思われていることでしょう。それが、アートなのです。

ふむ、真面目に説明しろと声が降り注いできて、怖いので説明しましょう。地中に埋まっている理由は、言ってしまえば簡単です。それは、美しい島、直島の景観を守るためです。

コンクリートのでっかい建物を建てて直島の美しさを奪いたくないという思いが、建物を地中に埋めて極力景観を崩さないようにしたのです。そう、それほど、美しく魅力的な島なのが、直島です。

そして、その地中美術館には3人の美術家、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、そしてウォルター・デ・マリアの作品のみ恒久設置されています。

そして、その建物の中は地中にあるので自然光などないと思っているでしょうが、何と自然光が降り注ぎ、作品を自然光とともに鑑賞できるのです。

瀬戸内国際芸術祭 直島 土塀

なので、その自然光のおかげで時間帯、季節によって異なる姿を見せてくれ、いつ来ても新鮮な驚きと発見があり、何度も訪れたくなる場所となっています。また、安藤忠雄氏が設計した建築物は直島には他にもいくつもあるので、そちらもぜひ、見てみてください。

瀬戸内国際芸術祭 直島の家プロジェクトの見どころ

さて、続きましてさらに、直島には見どころがあります。

それが、直島の家プロジェクトです。

瀬戸内国際芸術祭 男木島

こちらも瀬戸内国際芸術祭が始まる以前から存在していた、直島をアートの島と言われる所以となった要因の一つです。

家プロジェクトとは直島の固有の家屋などを使用してアーティストや建築家が協力して芸術作品とした、島が、島民が、アーティスト、建築家たちが力を合わせた結晶と言えるアートです。その一部を紹介しますと、「護王神社のアプロプリエイト プロポーション」は本殿と拝殿があり、そして、その地下には石室と呼ばれる地下空間があり、それらをガラスの階段で結んでいます。

さらに、その石室と呼ばれる地下空間に入ることができ、暗い地下空間を奥へと進んでいくと奥にはガラスの階段の地下部分と外の景色が見えます。ガラスの階段から外の光が差し込み、まるで一枚の幻想的な掛け軸のような、美しい芸術を見ることができます。

続いて、家プロジェクトの見どころは「南寺のバックサイド・オブ・ザ・ムーン」です。

こちらの南寺は先ほどの地中美術館と同じく安藤忠雄氏の設計で、光を使った体験型と言えるアート作品です。最初は暗闇の中に入り、中は見えませんが、徐々に目が慣れて光を感じることが出来る、そんな言葉では言い表せない芸術なので、ぜひ、一度見に行ってみてください。ただ、こちらの南寺は一回で入れる人数は制限されております。なので、整理券をもらって待つ可能性がありますのでご注意を。

また、先ほど紹介しました地中美術館でも同様に混雑時は整理券の配布がされます。そして、地中美術館では混雑が予想される期間は事前に入館日時をWed予約できるので、そちらもご利用してみてもいいかと思います。(開催期間の休日などに行けば、ほぼ、入るのが厳しい状態になることがありますので)そして、家プロジェクトには他にも魅力的な芸術を感じられるものが多いですので、ぜひ、一度足を運んでみてください。

ちなみにこの男木島、相当数の猫が住んでいることでも有名であります。

瀬戸内国際芸術祭 男木島 猫島

瀬戸内国際芸術祭 男木島の男木島の魂の見どころ

さて、最後は別の島へ行きます。

それは、男木島です。ちなみに、男木島があれば、女木島もあるんじゃないかと予想されたあなた、正解です。女木島もありますよ。

女木島は、別名、鬼ヶ島と呼ばれ、あの有名な昔話の桃太郎と縁が深い島です。

そちらも今回の瀬戸内国際芸術祭の会場となっています。

それでは、話を戻しまして、男木島には「男木島の魂」と呼ばれるアート作品、というか建物が男木島の港にあります。

男木島を訪れた方を暖かく迎えてくれる半透明な貝の形をモチーフにした建物です。

その屋根は、日本語、アラビア語、ラテン語、中国語などさまざまな文字に覆われ、屋根自体がさまざまな国の言葉で組み合わされ、つくられています。

世界のさまざまな国の言葉を屋根に組み合わせることで、世界の多様性を表現しているのですが、その特徴的な建物は最早、男木島のランドマークとなっています。

日中は屋根に組み合わされたさまざまな国の言葉が地面に映し出され、夜は、空に向かって光が放たれ幻想的な雰囲気をつくります。見応えがあるアート作品となっていますので、こちらも一度その目で見てみてください。

まとめ

さて、どうでしたか?瀬戸内国際芸術祭の直島の地中美術館、家プロジェクト、男木島の男木島の魂の紹介はあなたの芸術を見たい気持ちを刺激できましたか。

美しい直島の景観を守るために地中へ埋められた地中美術館には素晴らしいアート作品があり、家プロジェクトの建物の空間自体をアート作品とする面白い試みに心奪われることでしょう。

そして、男木島のアートには心動かされるさまざまな言葉の空があなたを迎え入れてくれます。そして、この瀬戸内国際芸術祭には無数のアート作品があり、芸術の秋を唱えるあなたの心を満たしてくれるはずです。それでは、あなたの心を満たす芸術を感じに香川県、岡山県の瀬戸内に浮かぶ島々へ飛び出してみてください。

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