ママ友がいない 幼稚園や小学校の遠足はどうする!?

   

子供が幼稚園などに入園して社交界デビューすると、母子ともに新たな人間関係が発生します。
子供にとっては家庭以外での集団生活を一緒に送る「お友達」、母親にとっては幼稚園を基盤とした「園のママ友」というものが出来ます。
子供は素直にその生活を楽しむ子が多いですが、お母さんたちは結構気を使っている事が多いでしょう。

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子供が小さいうちはより密に接することが多いママ友、この付き合いは子供の小学校卒業まで続くことがあります。

気の合う人と友達になれたら楽しいのですが、子供を主体とするこのママ友という間柄だとそういうわけにもいきません。
時には自分の意見を押し殺して周りのママ友の意見に同調し、付き合っていかなければいけないことだってあります。
そんな煩わしい関係ならママ友なんていらない!と我が道を選ぶお母さんもいるでしょう。

果たしてママ友のいる道といない道、どちらを選んだほうが幸せな幼稚園・小学校生活を母として過ごせるのでしょうか。

ママ友がいない

あるところにAさんとBさんというお母さんがいたとします。
Aさんは社交的で誰とでも仲良くやっていきたいタイプで、Bさんは自分の気の合う人と狭く深く付き合っていきたいタイプです。
彼女らはママ友に対する考え方も真逆で、Aさんはどんどん色んなママ友を作っていきたい、Bさんは無理に人間関係を広げる必要はないというものでした。
結果としてAさんはたくさんのママ友が出来て、Bさんは挨拶程度のお母さんが数名…
この2人が幼稚園のママ友について感じていたことはこのようなことでした。

Aさんの場合

ママ友がいるメリット

・幼稚園の情報を交換できる。困ったことがあれば教えてもらえる。
・幼稚園にいけば話し相手がいるので毎日が楽しい、ストレス発散が出来る。
・園主催のイベントであぶれることもなく、母子ともに寂しい思いをしない。

ママ友がいるデメリット

・子供の事を考えると気の乗らない誘いや頼まれ事を無下に断れない。
・時に他のママ友同士のトラブルに巻き込まれる事も。

Bさんの場合

ママ友がいるメリット

・ママ友付き合いがないので自分の時間を充実させることができる。
・無理に相手に合わせることもないので気疲れしない。
・不要なママ友トラブルに巻き込まれるリスクが少ない。

ママ友がいるデメリット

・園のちょっとした疑問を聞く相手がいない。
・ママ友トラブルなどに巻き込まれてしまった際に味方がいない。

このようにママ友いる派・いない派でもメリットとデメリットは存在します。
必ずしもママ友がいた方がいいわけではありませんが、幼稚園のうちはどうしてもママ同士の付き合いが密になりがちです。

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ママ友がいない 幼稚園や小学校

子供が中学生に上がるまでは、何かと親の出番が多い幼稚園・学校行事。
特に幼稚園などで子供が小さいうちは保護者の関与がとても多いです。

先ほどのAさん・Bさんの子供たちの幼稚園も例外ではなく、子供の毎日の送迎はもちろん月に1・2回は保護者参加の園児のイベントがありました。
ママ友関係を受け入れ、順応していったAさんはイベントでもあぶれる事もなく、母子ともに楽しく過ごしていましたが、ママ友否定派のBさんはいつも子供と2人きりでした。

一般的な幼稚園のママ友は、子供の送迎で毎日顔を合わせるので挨拶から自然と話すようになり、親しくなっていって関係が出来上がっていきます。
そういった日々の会話で幼稚園での自分の子供の様子をママ友の子供を介して知ることも出来たり、距離感さえ間違わなければ嬉しい情報が入ってきたりします。

そしてイベントだけでなく、役員になろうものなら更にママ友の重要性が増してきます。
その役員ママとの連携もそうです。役員業は仕事なのだからママ友云々で公私混合しないでと思う方もいるでしょうが、役員さんもママ、友好的でないと捗る仕事も捗りません。
また、役員業で子供のお迎えが間に合わなかったりするときにママ友がいれば多少頼ることだって出来るでしょう。

そして中には人付き合いが苦手という方や、女性特有の「集団で会話」(悪意のある言い方をすれば「群れている」)にウンザリという方もいます。
しかし自分の友達を探す分にはその自分の基準で付き合う友達や付き合い方を調整する事が出来ますが、ママ友はそういうわけにもいきません。自分の付き合い方次第で子供の生活の良し悪しに影響することだってあります。

ママ友がいない 遠足はどうする!?

親子遠足で、好きなお友達同士でお弁当を食べましょうとなった時や自由行動の際に、お母さんにママ友がいないと子供に寂しい思いをさせてしまうことがあります。
いくら子供同士の仲が良くても、ママ同士が話すこともない仲なら一緒に行動しようなんて話にもなりません。
ママ友のいないお母さんが親子遠足で最優先すべきことは子供に寂しい思いをさせないということです。
お母さんの都合でママ友を作らなかったのですからそれに子供を巻き込んではいけません。
お弁当に子供の好きなものをたくさん入れて、自由時間はたっぷり子供と遊びましょう。

ちなみにBさんの場合は、遠足先の動物園の事を前もって予習して、自由時間に子供と一緒に楽しく過ごせるプランを立てていました。
また、Bさんの子供も遠足を楽しみにしている様子でした。
そんな様子の我が子を見てBさんは安心し、この際だから子供と2人で動物園を思いっきり堪能しようと思いました。
しかし、お弁当の時間にBさんの子供が「なんで僕だけお友達とお弁当食べないの?○○君を食べたい」と悲しそうにしました。
ここでBさんは初めてママ友の必要性を認識したのです。
幼稚園での困ったことがあれば幼稚園に直接聞けばよい、どうせ送迎でしか会わないのだからわざわざ親しいママ友なんて作らなくてよい、気の合う人しか自分の周りにいらない、こういう風に思っていたBさんでしたが、これらの思考のすべて自分が主体だったのです。幼稚園は子供が主体、子供が幼稚園で気持ちよく過ごせるよう
子供のために…というと、自己犠牲のような響きになりますが、楽しい幼稚園生活を送れるように頑張る必要があります。(お母さんも他のママたちを仲よくやって、遠足やイベントの時に子供が楽しい思い出を作ることが出来るように)

このように、遠足やイベントの際にママ友の重要性を思い知る方は結構います。

まとめ

現在、Bさんは数人のママ友が出来てそれなりに楽しい園ママ生活を送っています。
遠足での息子の寂しそうな姿を見て以来、少しずつ他のママとの距離を詰めていったのです。
最初は子供のため…と無理しているところもありましたが、徐々に自分自身もママ友関係を楽しめるようになっていきました。

ママ友と聞くと変に構える方もいるでしょう。
テレビなどの影響でドロドロした関係や子供を競わせるイメージがあるかもしれません。確かにそういった方もいるでしょうが、実際はママ同士助け合っていることが多いです。

自分の選択によってママ友がいないというスタンスもありですが、子供が楽しく園や学校での生活を送るためにもママ友はいた方がいいでしょう。

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